アテイン製プロンプター用PCの選び方

本記事では、弊社で販売しているプロンプター本体および プロンプターソフト「TelescriptAV」を使用する際の、 Windows PCの選び方と推奨環境についてご紹介します。
プロンプター用のPCは、 単にソフトウェアが動作すればよいというだけではなく、 プロンプターモニターへの映像出力や画面解像度、 USB機器の接続など、 使用する機材に合わせて確認しておきたいポイントがあります。
これからPCを新しく購入する場合はもちろん、 現在お使いのPCがプロンプター用途に適しているか 確認する際にも、ぜひ参考にしてください。

プロンプター用PCの推奨環境

弊社のプロンプターで使用するPCを新しくご用意いただく場合は、 以下の環境を推奨します。
OS Windows 11
CPU IntelまたはAMDのx86-64(64bit)プロセッサー搭載PC
※ARM版Windowsはサポート対象外
グラフィックス Intel、AMD、NVIDIAなどのグラフィックス機能を搭載し、 メーカー提供のドライバーや設定ソフトを利用できること
映像出力端子 HDMI端子
解像度 1024×768/1280×1024/1920×1080の モニターへ映像を出力できること
USBポート 3口以上
USB Type-Aポート搭載を推奨
メモリ 16GB以上
ファンクションキー F1~F12を単独で入力できる、 またはFn Lockが可能なこと
Microsoft Office Office 2024以降、 またはMicrosoft 365に含まれるデスクトップ版Office
※Word/PowerPoint形式の原稿を使用する場合
以下、各項目の詳細と、 使用時に確認しておきたい設定・注意点についてご説明します。

OS・CPU・PCの世代

TelescriptAVを使用するPCには、 IntelまたはAMDのx86-64(64bit)プロセッサーを搭載した Windows PCを推奨しています。
現在、SnapdragonなどのARMプロセッサーを搭載した Windows PCも販売されていますが、 弊社ではARMプロセッサー環境でのTelescriptAV、 およびUSBドングル・専用コントローラー等を含めた 動作検証を行っていないため、 ARM版Windowsはサポート対象外としています。
OSについては、 Microsoftのサポート対象となっているWindowsを推奨します。 現在、新しくPCをご用意いただく場合は Windows 11搭載機をお選びください。
Microsoftのサポートが終了したWindowsについては、 セキュリティや安定運用の観点から 弊社では使用を推奨していません。
また、プロンプター用途では映像出力やUSB機器、 グラフィックスドライバーなども使用するため、 メーカーのサポート対象となっており、 適切なドライバーが提供されている 比較的新しい機種をおすすめします。

グラフィックス機能

専用のグラフィックボードを搭載している必要はなく、 CPUに内蔵されたグラフィックス機能でも使用できます。
ただし、プロンプターモニターとの組み合わせによっては、 Windows標準のディスプレイ設定だけでなく、 Intel、AMD、NVIDIAなど各メーカーが提供する グラフィックス設定ソフトを使用する場合があります。
そのため、PCメーカーまたはグラフィックスメーカーが提供する 適切なドライバーや設定ソフトが利用できる状態のPCをおすすめします。

映像出力端子

弊社で販売しているプロンプターは、 機種によりHDMI、VGA、SDIなどの映像入力に対応しています。
一般的なノートPCとの接続ではHDMIを使用することが多いため、 PC本体にHDMI出力端子がある機種をおすすめします。
VGA端子は一部の機器との接続に利用できますが、 現在はPC選定時の必須条件ではありません。 また、SDIで接続する場合は、 PCからの映像出力をSDIへ変換する機器などが 別途必要となる場合があります。
USB Type-CからHDMIへの変換アダプターなどを使用して 接続することもできますが、 本番用途では可能な限りPC本体の映像出力端子から 直接接続することを推奨します。
変換アダプター等を使用する場合は、 事前に実際の機材構成で正常に映像が出力されることを ご確認ください。

解像度・画面表示

弊社で販売しているプロンプターは、 機種により1024×768/1280×1024/1920×1080の 解像度で使用します。
プロンプター使用時は、 PCの画面をプロンプターモニターへ複製表示するため、 接続するモニターに合わせて Windowsの画面解像度を変更します。
また、PCとプロンプターモニターの画面比率が異なる場合などには、 画面の拡大・縮小やアスペクト比の調整が 必要になることがあります。
このような場合は、 Windowsのディスプレイ設定や、 前項でご紹介したグラフィックス設定ソフトを使用して調整します。
PC本体のディスプレイが4Kなどの高解像度であっても、 プロンプター使用時には、 接続するプロンプターモニターに適した 解像度・表示設定で使用してください。

USBポート

TelescriptAVでは、 ソフトウェアの認証に使用するUSBドングルと、 専用コントローラーの接続にUSBポートを使用します。
付属のUSBドングルはUSB Type-A接続です。 また、専用コントローラーの付属ケーブルも PC側がUSB Type-Aとなっているため、 USB Type-Aポートを備えたPCをおすすめします。
USB Type-Cで専用コントローラーを接続する場合は、 対応するケーブルを別途ご用意ください。
また、原稿データの受け渡しなどで USBメモリを使用する場合も考慮し、 実運用では3ポート以上あると安心です。
USB Type-CポートをPCへの給電に使用する機種の場合は、 給電用のポートを除いて必要なUSBポート数をご確認ください。
USBハブを介して接続できる場合もありますが、 ハブに起因する問題を防ぐため、 本番用途では可能な限りUSBドングルや専用コントローラーを PC本体へ直接接続することを推奨します。

メモリ

TelescriptAVは比較的軽量なソフトウェアですが、 実際の運用ではWordやPowerPoint、Webブラウザなど、 ほかのソフトウェアを同時に使用する場合があります。
そのため、既存のPCを使用する場合は 8GB以上をひとつの目安とし、 新しくプロンプター用PCを用意する場合は、 余裕をもって16GB以上のメモリを搭載した機種をおすすめします。

ファンクションキー

TelescriptAVでは、 編集画面やプロンプター画面への切り替えなど、 一部の操作にファンクションキーを使用します。
ノートPCによっては、 F1~F12キーに音量調整や画面の明るさなどの機能が 優先して割り当てられており、 ファンクションキーとして使用する際に 「Fn」キーとの同時押しが必要な場合があります。
本番中の操作を簡単にするため、 F1~F12キーを単独で使用できる機種、 またはFn Lockなどでファンクションキーを優先する設定に 変更できる機種をおすすめします。

Microsoft Office

TelescriptAVで直接読み込める原稿ファイルはRTF形式となっており、 WordやPowerPoint形式のファイルを そのまま読み込むことはできません。
一方、弊社で販売しているプロンプター本体には 映像反転機能が搭載されているため、 TelescriptAVを使用せず、 PC上に表示したWordやPowerPointなどの画面を そのままプロンプターモニターへ表示することもできます。
そのため、WordやPowerPoint形式で原稿を受け取る場合や、 現場で原稿の確認・修正を行う場合は、 Microsoft Officeを利用できる環境をおすすめします。
Microsoft Officeを使用する場合は、 Microsoftのサポート対象となっている バージョンの利用を推奨します。

事前に確認すべきWindowsの設定

本番で使用する前に、 スリープや通知など、 プロンプター表示を妨げる可能性のある Windowsの設定をご確認ください。
プロンプター使用中にPCがスリープしたり、 通知が画面上に表示されたりすると、 本番の進行に影響する場合があります。
そのため、使用前には以下のような設定を 確認することをおすすめします。
  • スリープ・画面オフの設定
  • Windowsや各種アプリからの通知
  • スクリーンセーバー
  • プロンプターモニターへの複製表示
  • 画面解像度やアスペクト比
  • USB機器の省電力設定
Windows Updateやドライバー更新などによって、 設定や動作が変わる場合があります。 重要な収録やイベントで使用する場合は、 本番と同じPC・プロンプター・周辺機器の構成で 事前に動作確認を行ってください。
Windowsの画面表示設定については、 「PCとプロンプターモニターを接続!画面を適切に表示するための設定方法」 で詳しくご紹介しています。

TelescriptAVソフトウェア・USBドングルについて

TelescriptAVを本番で使用する際は、 付属のUSBドングルをPCに接続して使用します。
TelescriptAVは、 米国Telescript International社の プロンプター用スクロールソフトウェアです。 弊社では日本正規代理店として販売しています。
ソフトウェアは複数のPCへインストールすることができ、 USBドングルを接続していないPCでも 原稿の編集や保存を行うことができます。
ただし、プロンプターとしてスクロール再生を行う 本番モードを使用する際は、 付属のUSBドングルを接続する必要があります。
USBドングルによる認証のため、 インターネット経由の認証は必要ありません。 インターネットに接続していないPCでも使用できます。
企業や団体などで管理されているPCでは、 セキュリティポリシーによって USB機器の接続やソフトウェアのインストールが 制限されている場合があります。
TelescriptAVを導入する際は、 ソフトウェアをインストールできることに加え、 付属のUSBドングルおよび専用コントローラーを 使用できることを事前にご確認ください。

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