 |
| |
| フラッシュメモリカードの種類と概要 |
| |
|
|
| コンパクトフラッシュ | メモリースティック| マルチメディアカード | SDカード | USBメモリ | |
| |
|
|
● コンパクトフラッシュ(CFカード)
|
| |
1994年にサンディスクが開発したフラッシュメモリーカードの規格です。 一般には、一眼レフデジタルカメラの記録媒体としてなじみ深いフラッシュメモリーカードです。
寸法はおおむねPCカードの3分の1程度で、厚さ3.3mmのTypeIと、5mmのTypeII があります。PCカードの機能制限版として企画されているため、簡易なアダプターでPCカードスロットを利用できます。IDEインターフェイスと互換性があるため、ストレージ用途でも使われています。
現在普及しているフラッシュメモリーカードの中では最もサイズが大きいため、他の規格より記憶容量を大きくしやすく、また規格が古い分、単位容量あたりの価格も安くしやすいと言われています。
転送速度は音楽CDの転送速度を等速とし、その何倍速かで表示するのが一般的です。UDMAモード1〜6の表示は、IDEの転送モード規格を表しています。数字が大きいほど転送速度も速くなりますが、機器側がそのモードに対応している必要があります。
現在流通しているものは4GBから64GBのものが中心ですが、最新の規格であるCF5.0では論理的最大容量を144PB(TBの1024倍)と規定しています。 |
 |
| |
|
|
● メモリースティック
|
| |
1997年にソニーが発表したフラッシュメモリーカードの規格です。単3電池と同じ長さにしたり、なじみやすい用語を工夫する等、それまでコンピュータ向けだったメモリ製品を、より家電向けの製品にすることを意図して企画されたと言われています。
当初は協賛企業もあり、順調にシェアを伸ばしましたが、大容量化や小型化でSD規格に遅れをとったこともあり、現在では市場シェアでSDカードに大きく水をあけられています。初期のメモリースティックは、著作権保護技術(MagicGate)対応製品と対応しない製品に分かれていましたが、現在ではすべて標準搭載となっています。
大きさの規格では、オリジナルのメモリースティックを約2cm短くしたものがDuo、さらに小さくしたものがマイクロと呼ばれています。現在ではオリジナルサイズは使われなくなり、Duoが事実上の標準サイズになっています。
容量は、当初の規格で128MBを超えられず、PRO規格でFAT32を採用して最大容量を32GBとしました。2009年にはXC規格を策定し、exFATの採用により最大容量を2TBに拡大しています。現在流通しているものは2GBから32GBのものが中心です。 |
 |
| |
● マルチメディアカード
|
| |
サンディスクとシーメンスが共同開発し、1997年発表した規格です。日本ではあまりなじみがありませんが、海外ではノキアが採用している等、大きな需要があるようです。
転送速度を向上させたHS-MMC、サイズを小さくしたRS-MMC、さらに小型化したMMC Micro、著作権保護機能に対応したSecureMMCなどの規格があります。 |
 |
| |
|
|
● SDカード
|
| |
1999年に松下電器産業、サンディスク、東芝が共同開発規格として発表した、フラッシュメモリーカードの規格です。マルチメディアカードと後方互換性があります。
扱いやすい大きさやプロテクトスイッチの採用等、幅広い用途を想定して企画されています。著作権保護機能(CPRM機能)に対応しており、携帯電話の着うたやワンセグ放送の録画再生などに広く使われています。生産メーカーも多く、メモリーカードを必要とする機器の多くもSD規格に対応するようになったため、フラッシュメモリーカードの中では、SD規格が圧倒的なシェアを持つに至っています。
大きさの規格では、オリジナルのSDカードを小型化したminiSDカード、さらに小型化したmicroSDカードがあります。
容量は、オリジナルのSD規格がFAT16による2GBの制限があり、上位互換性のあるSDHC規格でFAT32に対応し、最大容量を32GBとしました。その後2009年にはSDXC規格を策定し、exFATの採用により最大容量を2TBに拡大しています。現在流通しているものは2GBから32GBのものが中心です。
転送速度は音楽CDの転送速度を等速とし、その何倍速かで表示するのが一般的です。最低転送速度を保証するSDスピードクラスというClass2から10までの4段階の規格が定められており、数字が大きいほど転送速度も速くなります。 |
 |
| |
|
|
● USBメモリ
|
| |
USBメモリは、特定の規格があるわけではなく、フラッシュメモリ本体に直接USBコネクタがついている補助記憶装置です。
メーカー、製品により大きさはさまざまですが、長さはおおむね数cm、幅と厚さはUSB端子より若干大きい程度のものが一般的です。容量も1GB程度から64GB程度を中心に幅広く出回っています。
ディスクメディアのようにドライブを必要とせず、メディア自体にも可動部がなく、OSが対応していればドライバのインストールも不要、小型軽量で取扱が容易、かつ大容量化が進んだため、近年急速に普及し、かつてのFDのようにデータの移動のために気軽に使われるようになっています。
単なる記憶装置としては差別化が難しいため、各社ともデザインや形状、キャップの仕組み等で知恵を絞っています。また、暗号化、ウィルス対策、パスワード保護等のセキュリティ機能で付加価値を高めた製品も多く出回っています。 |
 |